こんにちは!ケイティです。
今日は、2020年2月3日、多くの学校で適性検査が実施されました。
これから数日間かけて一気に解いていきますよ~!!解説などはこちらのページに載せていきますので、ぜひチェックしてください。
適性検査Ⅰ<共同作成問題>作文の解答例
2019年の作文は大学入試制度改革を意識したのか第三者視点に立って考察する問題でした。
しかし、結局作文はどの立場で書けばよいのか非常ーーーに分かりづらく、批判の多い2019年だったためか、
今年は例年通りの「あなたはどう考えますか」という条件に戻りました。
そしてまさかの、文章1は三浦しをんさんからの出題です!
これまでのTHE・論説文!という文章題に比べるとずいぶん読みやすいですが、読みやすさに反して「言いたい事」が見出しづらかったかもしれません。
三浦しをんさんは、「舟を編む」でご存じの方も多いかと思います。「愛なき世界」は昨年出たばかりの作品で、なんと恋愛小説です。
草が好きな理系女子に恋する男子が主人公という、なかなかに独特な作品です。
文章2の方は、日高敏隆さんの、「世界を、こんなふうに見てごらん」より。
日高敏隆さん、養老孟司さん、羽生善治さん、齋藤孝さんは、ケイティの中で出題頻度の高い四天王です。10歳以上であれば理解できる作品も多いので、ぜひ受検学年になる前に何冊か読んでみてください。
出題形式は昨年と同じく、「文章を読んだあとにひかるさん&かおるさんが話し合っている」という設定です。
のちほど解答例を作成します。
都立適性検査Ⅱ共同作成問題について
【あくまでも速報です。これからじっくり解きます】
大問1は紙を壁に貼る問題、よく出るやつですね!
おそらく公約数・公倍数を使う問題だと思うので、私立中受験組はちょっと有利だったかも?
それから、竹ひごに玉をさす問題も出ています。立川で似たような問題出たことありますね。
大問2はユニバーサルデザインについて、社会科系の資料読み取り問題です。
こちらは得点源かと。
大問3はモーターとプロペラの問題。
それから温度による空気膨張の問題。
総じて、2019年よりも難易度が上がったと感じた子が多かったようです。
桜修館
適性検査Ⅰ
独自作成のⅠ。
桜修館はとにかく文章題が短く(数行のみ)、その短すぎる文章題×2のテーマを推測し、自分の意見を述べるという、小学生に要求するにはかなりハードな問題です。
年によっては古典的な文章が出ることもあり、言葉の意味も難しいし主旨も難しいし、半分取れない子が続出する年もあります。
今年は同じ作者の同じ作品(村上陽一郎さんの「あらためて教養とは」から2文出題されました。
そもそも「教養」がテーマという時点で、苦戦した子は多かったのではないでしょうか。
適性検査Ⅱ独自作成問題
桜修館の適Ⅱは大問1だけが独自作成問題です。
大問1は今年も非常にボリュームが大きく(例年よりも多いような)
図形や組み合わせ問題から出題されました。
特に最後の複雑な円周率の問題を見ると、私立受験組が有利であることは間違いありません。
桜修館は独自作成時代から算数の論理的思考力を強く求めてきていますので、適1、適2しかない学校といえども、かなり難易度の高い学校と言えます。
小石川
適性検査Ⅱ
小石川は適Ⅱの大問2が独自作成となっています。
テーマは輸出・輸入で資料問題ではよく出る単元です。
計算もそこまでややこしくはありませんが、割合を求める計算(小数第二位を四捨五入)が出ています。
また、円グラフを作成する問題も出ました。
円高・円安について自分の手で計算して「なるほど」と一度でも理解した子なら、「どちらが日本にとって好ましいか」という記述(121~150字)も書けたのではないでしょうか。
適性検査Ⅲ
こちらはのちほど解説します
立川国際
適性検査Ⅰ
冒頭にも書いた通り、今年のテーマは「マイクロプラスチック」でした。
きちんと論理的に条件を落とさずに書ければ、かなりの高得点が取れたのではないでしょうか。
マイクロプラスチック問題に対して、日常でどんなことに取り組めるか、という出題でした。
白鴎
適性検査Ⅰ
白鴎の適性検査Ⅰは独自作成問題です。
例年、「思考停止の例を挙げ」など、無茶ぶりとも言える難易度を誇る白鴎です。
今年は割と読みやすい文章でしたが、なにせ資料Aと資料Bを関連付けるのが一番の難所だと感じます。
資料Aは帰属意識がテーマ(ヤマザキマリさんの「国境のない生き方」)、資料Bは問題解決と意思決定がテーマ(安西祐一郎さんの「心と脳ー認知科学入門」)でした。
作文のテーマは今年は書きやすいかも知れません。
「誰もあなたのことを知らない状況で、どのように問題解決をしていくか」という出題でした。
続きはのちほど書きます
富士
三鷹
南多摩
適性検査Ⅰ
南多摩の適性検査Ⅰも独自作成です。
南多摩は、「あなたならどう行動する?」という問いかけを例年主流にしており、これまで受かった子達を歴代思い浮かべてみても、「とにかくよくしゃべり、話が面白い子」という共通点があるように思います。
どんな意見でものびのび発言でき、そして家庭内で対等な立場で議論ができるような、そんな環境を意識して作ってみてくださいね。
話が逸れましたが、今年は、吉田将之さんの「魚だって考える」より出題でした。
ザックリまとめると、「魚にも好奇心はあるんじゃないか?」という仮説を、いろんな実験をしながら考察していく、という、なんとも南多摩らしい出題でした。
問題2は、金魚の前に黄色いウキを浮かべるとどんな反応を示すか、という問題です。
もはん解答例はアになっていますが、エも考えられるかと思います。
ウは絶対×、イもちょっと苦しいですがきちんと理由が論理的に書けていれば、部分点はあるかと思います。
作文は、「見聞きした知識を、実際に手を動かして考察した体験」を書くようにします。
作文ネタとしては王道ですので、条件をしっかり守れば、問題なく書けたはずです。
両国
区立九段