体験記

<2024年>【都立小石川中】受検体験記②

こんにちは!公立中高一貫校合格アドバイザーのケイティです。

ケイティ
ケイティ
今回は、都立小石川中を受けた方の【受検体験記】をご紹介します♬
<受検体験記>とは…

実際に受検したご家庭の取り組みを、「受検体験記」という形でご紹介いたします。

この体験記は、「親子がどのように受検に向かっていったか」という事実のリポートです。

ケイティサロンで関わったママさん・パパさん方から、親子の頑張りの軌跡を残す目的で、情報をお預かりし今回記事として紹介させて頂くことになりました。

子ども達はみんな一生懸命頑張り、保護者の方は関わりやフォローに日々悩み、ときにぶつかり、親子で乗り越え、本番当日を迎えました。

この受検体験記は、次年度以降受ける方にとって、何かしらのヒントが必ずあると思っています。

ケイティ
ケイティ
最初にLINE頂いた2年前から、いろんなことがありました~。
私がママさんの立場だったら、同じようにフォローできただろうか?💦と思うくらい、情報収集やサポートを熱心になさっていて、お子さんにとって抜群の学習環境を最優先に考えていらっしゃる方でした。
Contents
  1. お子さんの性格はどんなタイプですか?人柄や個性が分かるようなエピソードがあればあわせて教えてください。
  2. 塾に通っていましたか?
  3. 受検生ご本人が本気モードに入ったのはいつ頃でしたか?キッカケはありますか?
  4. 勉強時間はどのくらいでしたか?(平日、休日、習い事のある平日などそれぞれ)
  5. 睡眠時間はどのくらいでしたか?
  6. 保護者が受検勉強に対してどの程度関わっていましたか?具体的に、どんなサポートをしていましたか?
  7. 塾と家庭の役割分担はどうしていましたか?
  8. 「もっとこうしたほうが良かった!」「早くこうすれば良かった!」と思ったことはありますか?
  9. 受検組ではないお友達とはどのようなお付き合いをしていましたか?
  10. 勉強しなくなった時期やスランプはありましたか?その場合はどのように対応しましたか?
  11. 受検勉強期間で、保護者にとって一番のストレスは何でしたか?
  12. 過去問(志望校とそれ以外)はどの程度取り組みましたか?
  13. テレビやゲームなどの制約はありましたか?
  14. 模試はどのくらい受けましたか?
  15. 苦手科目はどのように克服しましたか?
  16. 学校の先生とはどのように連携を取っていましたか?
  17. 私立併願はしましたか?
  18. 次年度受検する方に向けて、最後に何かメッセージがあれば、お願いします♬
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お子さんの性格はどんなタイプですか?人柄や個性が分かるようなエピソードがあればあわせて教えてください。

瞬間湯沸かし器。
思いついたらすぐ行動。
そしてある程度目処がついたら瞬間で関心がなくなる。

理科の先生だった義父から実験の本やら実験道具やらを大量にいただいていたのですが、上の子は見向きもせず本棚の脇に追いやられていました。
そんな埃を被った実験道具を息子は手当たり次第引っ張り出しては本を見ながら実験をしていました。

ですが、この実験おもしろそう!と思ったら脇目も振らず熱中して取り組むのですが、実験に必要な経過観察という概念が抜けているのか、仕込んだらすべて忘れていて気付けば試験管から悪臭漂っていたことがありました。
振り返ると思い出深いエピソードです。

塾に通っていましたか?

4年生は通信で進学クラブ、5年生は通塾しませんでした。
6年生の夏期講習から通塾を開始、週2+日特でした。
周りに受検生がいた方が刺激を受けるタイプなので、塾に通わせたことは良かったと思います。

受検生ご本人が本気モードに入ったのはいつ頃でしたか?キッカケはありますか?

1月の学校お休みして家にこもって勉強するようになった頃です。

男の子のエンジンがかかるのは遅い、というお話があったこと、性格的にも長い期間本気モードにはならないだろうから、あっても短期だろうなあと思っていたので、本気モードに入った子供の顔を見てみたい、とワクワクしながら待っていました。

本音を言えばなかなか温度差が縮まらなかったので不安でいっぱいでしたが。

ケイティ
ケイティ
直前期は、なんだか吹っ切れた印象で、良い意味で本当の「自走」ができるようになったのかな?と感じました。
そこに至るまでは、ママさんも色々大変な思いをなさってきたと思います。

勉強時間はどのくらいでしたか?(平日、休日、習い事のある平日などそれぞれ)

  • 春頃:平日は朝30分、夜2時間くらい、休日は3時間くらい
  • 夏頃:夏休みは7〜8時間くらい
  • 冬(直前期):本人作成タイムスケジュールだと13時間(!)でしたが、実際は10時間くらいかな、と思います。

睡眠時間はどのくらいでしたか?

塾に通う前までは21時〜6時、通い始めてからは22時〜6時か6時半。
睡眠時間8時間はなんとしてでも確保するようにしました。

保護者が受検勉強に対してどの程度関わっていましたか?具体的に、どんなサポートをしていましたか?

通塾していなかった分、親のサポートは必須だったため、がっつりと関わっていました。
適性検査に関する情報が少なかったため、オンラインサロンの存在は非常に心強くありがたかったです。

受検すると決めてからは子供に銀本を渡す前に、一通り問題を解き、まずは母親が適性検査に慣れることから始めました。
そうしないとアドバイスもできないし計画も立てられない、と思ったからです。
また、オンラインサロンの類題研究室の教材も一通り目を通しておきました。

そうして、5年生中頃から少しずつ類題研究に取り組んでもらい6年生秋頃までにサロンの教材をなんとなく一周した後、小石川過去問に傾向が似ている問題だけを抽出し、朝1題、帰宅後1題を継続的に取り組んでもらいました。
1題ずつにしたのはまとめて複数題やるのではなく丁寧にその1題に向き合って欲しかったからです。
過去問も大問毎に取り組むよう計画に入れ込み、一つの問題にじっくり取り組む時間を設けたりしていました。

家ではスケジューリング、文系は母親、理系は父親が担当していました。
わからなかった理系問題は父親に聞き、文系母親に説明してわかってくれるか、という流れで理解度を測っていました。
(母は眠くてほとんど理解できず。ごめんなさい)

ケイティ
ケイティ
ご夫婦でこうやって分担できるのは凄く良い環境ですよね!
煮詰まりも避けられますし、お一人が全て担うのはメンタル面でも辛いので…。

塾と家庭の役割分担はどうしていましたか?

基本的にはノータッチでした。
母親がしていたのは、リュックの奥底から出てくる蛇腹になったプリントを整理しておくことくらいでした。

ケイティ
ケイティ
わ~~~…想像できます😢
中学校に入ったら自分でできますように笑

「もっとこうしたほうが良かった!」「早くこうすれば良かった!」と思ったことはありますか?

作文に対する苦手意識がなかなか消えず、それに対し心無い言葉をかけてしまったこと。
そのため余計に萎縮して書けなくなったと思うので、自信がつくような声がけをしてあげればよかったと思います。

ケイティ
ケイティ
作文、確かに途中途中、大変でしたね…。
作文=大変すぎること、気が重いこと、という認識にかわりかけている時期もありました。
書けるときと沼にはまってずれが出るときとの差も大きかったので、本人もどうしていいか分からないときもあったかもしれません。
それでも最後は本当によく粘ってくれて、ステップバイステップで、きちんと一本を仕上げられるガッツのある子です。

受検組ではないお友達とはどのようなお付き合いをしていましたか?

周りに受験をする子が多い学校だったので、あまり不自由は感じていなかったようです。

勉強しなくなった時期やスランプはありましたか?その場合はどのように対応しましたか?

11月〜12月にかけて作文を書くことに抵抗していました。
添削された作文を破り捨てたり、問題をぐちゃぐちゃにしたりと苦しんでいました。
あの時は親子関係も悪くなってしまい、辛かったです。
無理矢理書かせても事態は好転しないので、読解問題点取り作戦!と2人で1日かかりで取り組んで作文とは違うところで自信をつけてもらい、しばらくは作文のことに触れないようにしました。

1月に入り、本気モードになってからようやく、添削してもらいたい、と言ってくれました。
サロンメンバーさんの頑張っている姿が刺激になったようです。
頑張っている仲間がいるってありがたいなあ、と感じた一コマでした。

ケイティ
ケイティ
大勢のサロンメンバーさんが毎日作文を提出するので、ある意味良い焦りになったかなと思います✨

受検勉強期間で、保護者にとって一番のストレスは何でしたか?

よくぞここまで散らかしてくれるわ、と嘆くほどに散乱した本やプリントの整理
→机に撒き散らされた消しカスの片付け
→そしてようやく採点やチェック
→翌日のスケジューリング
→翌日の準備
→きれいになった机の上が1日で元通りになる
→繰り返し

過去問(志望校とそれ以外)はどの程度取り組みましたか?

私立の難関校を受ける受験生と戦うには、小石川の傾向に徹底的に慣れる必要があると思い、16年分の過去問を何度も繰り返し解き、小石川の問題なら解ける!を目指しました。
あとは、類題研究の私立型問題や小石川の問題に似た問題を抽出して取り組みました。

ケイティ
ケイティ
小石川は全国的に見ても最高レベルの難易度の学校ですが、「ホントに小石川に特化した対策ができた子」がちゃんと選ばれる学校だと感じます。

テレビやゲームなどの制約はありましたか?

テレビとゲームは家になかったのですが、学校から持って帰るChromebookでYouTubeをよく観ていました。
家のパソコンなら制限がかけられるのですが、Chromebookは制限かけられず悩ましかったです。

模試はどのくらい受けましたか?

時間配分、会場の雰囲気は模試でないと慣れることができないので、積極的に受けていました。
ずば抜けて良い成績ではなかったのですが、少しずつ上昇していたこと、それほどアップダウンはなく安定的に点数は取れていたことから、たとえ判定がBでも最終ゴールまでに緩やかにでも上昇を続けていれば大丈夫という思いで結果を受け止めていました。

本人は一喜一憂していましたが、たとえ良い結果でなくても幸か不幸か性格上すぐに立ち直れていました。

苦手科目はどのように克服しましたか?

何度も出ている通り、作文です。
でも、ライバルとなる私立併願生が作文に関しては手薄になっている分、ここで点数を取らないといけない、というのは本人が十分自覚していたので、最後までめげずに書き続けていました。

学校の先生とはどのように連携を取っていましたか?

受験生の多い学校だったので、休みますと言っても「頑張ってくださいね!」と快く言っていただけたのはありがたかったです。

私立併願はしましたか?

もともと落ちたら公立中、という方針だったため、合格をもらいやすい学校を選択しました。
特待をいただけたので、弾みがついたと思います。

次年度受検する方に向けて、最後に何かメッセージがあれば、お願いします♬

適性検査は私立の4科試験とは異なる傾向の試験ではありますが、土台がしっかりしていないとグラグラしたまま勉強を進めていくことになってしまいます。
なので、本格的に適性検査型の勉強へ振り切る前にしっかりとした基礎を築いてほしいと思います。

我が家は5年生の1年間は算数の予習シリーズを主軸にケイティサロンの類題研究で適性検査に少しずつ慣らしていきました。
また、銀本に取り組む前に6年の理科まで一通り簡単な問題集を終わらせておきました。
6年生になったら予習シリーズは手を出さなかったものの、私立の図形問題(難しくないもの)を毎朝1題解いていました。
これが役に立ったのかどうかわかりませんが、算数力アップにつながったのかな、とは思います。

特に6年夏以降になると学習面・精神面で受検の伴走もなかなかハードなものになってきます。
それでも、この伴走は親子でしかなし得ない、唯一無二な経験だったと感じます。
苦しくてもう終わりたい〜、と親の方が先に根を上げてしまいそうになりますが、子供と最後までやり切った後の充実感は間違いなく自分にとっての宝物になりました。
どうぞ上手に気を抜きながら親子で歩んでもらえたらと思います。

ケイティ
ケイティ
長期的な視野で計画を立て、客観性を常に保ってお子さんの状況(学習・メンタルの状態)の分析をなさっているのが印象的でした。
「上手に気を抜きながら」、本当にその通りですね!!
貴重なご経験談、ありがとうございました🌸