体験記

<2024年>【都立白鷗中】受検体験記

こんにちは!公立中高一貫校合格アドバイザーのケイティです。

ケイティ
ケイティ
今回は、都立白鴎中を受けた方の【受検体験記】をご紹介します♬
<受検体験記>とは…

実際に受検したご家庭の取り組みを、「受検体験記」という形でご紹介いたします。

この体験記は、「親子がどのように受検に向かっていったか」という事実のリポートです。

ケイティサロンで関わったママさん・パパさん方から、親子の頑張りの軌跡を残す目的で、情報をお預かりし今回記事として紹介させて頂くことになりました。

子ども達はみんな一生懸命頑張り、保護者の方は関わりやフォローに日々悩み、ときにぶつかり、親子で乗り越え、本番当日を迎えました。

この受検体験記は、次年度以降受ける方にとって、何かしらのヒントが必ずあると思っています。

ケイティ
ケイティ
保護者の方から最初にメッセージをいただいたのはもう3年くらい前だったのですが、とても早い段階から情報収集のアンテナを張っている方だな~😲と思っていました。
かといって、「絶対こうする」と突き進む感じではなく、お子さんの気持ちを尊重しながら柔軟にいろいろと選択肢を考えているのが印象的でした。
(受検関係なく、仕事のチームリーダーにこんな方がいたら前向きに頑張れるだろうなと思います笑)
<保護者>が学ぶ適性検査サロンはコチラ【入会無料キャンペーン中!】

お子さんの性格はどんなタイプですか?人柄や個性が分かるようなエピソードがあればあわせて教えてください。

マイペース、素直、温厚な性格です。
かなり幼く、反抗期はまだ来ていません。
☆子どもは模試でどんなに低い点数をとっても、泣きもしなければ、めちゃめちゃ悔しがることもなかったです(笑)

☆模試や適性検査型で受験した私立の会場は一切緊張しなかったようです。
そういえば、学校行事でも緊張することはなく、ニコニコしていました。
熱望校であった白鷗受検前はさすがに「少し緊張した」と言っていましたが「自分が緊張するくらいだから、他の子はもっと緊張しているはず!」と考え、そうすると緊張が和らいだそうです。

塾に通っていましたか?

  • 3歳~新小4手前まで公文。
  • 新小4から私立受験の予定で大手塾に通塾開始。
  • 小5のときに退塾し4ヵ月程、自宅学習(遊びまくる日々・・・)。
  • 新小6から都立受検専門塾に通塾開始、週3日、通塾。

日々の学習は、どのように声掛けしていましたか?

朝勉の習慣はあり、声掛けをしなくても6時半ごろから約50分程度は、日々取り組んでいました。
母がフルタイムで仕事をしているため、学校から帰宅後は母が作成する「やることリスト」に基づいて取り組んでほしかったのですが、塾が無い日は、17時頃からようやく着手する様子でした。

学校も疲れると思うので、本人が「17時から取り組む。」と言えば任せていました。

ケイティ
ケイティ
朝勉の習慣、とサラッとおっしゃいますが、凄いことですよね…。
都立に行く子の多くは、受検に参入する時点で朝勉の習慣が出来上がっています。
小さい頃からの環境や声がけの賜物だと思います。

受検生ご本人が本気モードに入ったのはいつ頃でしたか?キッカケはありますか?

正直なところ、最後まで「モードが変わったな」という瞬間は感じられませんでした・・・。
母としては、「最低限のことはやっている」という感覚でした💦
例:塾を休むことはなく、宿題も直しまで必ず終える、間違った問題は日にちを置いて再度取り組む。

そういえば、夏の朝から夜までの集中特訓の際は、表彰されることを目標に、テスト勉強に励んでいました。
「ずっと特訓だったら良いのに!」と名残惜しそうだったので、親には見えなかったものの、本人なりの静かな炎が持続的に灯されていたのかもしれません。

ケイティ
ケイティ
最低限というより理想的な内容のようにも思えます😂
そのくらいの内容が淡々と出来るのだから、すごく頼もしい子ですよね👏👏

睡眠時間はどのくらいでしたか?

8時間半~9時間

保護者が受検勉強に対してどの程度関わっていましたか?具体的に、どんなサポートをしていましたか?

文系は母がなんとか教えることはできましたが、理系は教えることが不可だったので、息子が解説を読んでも分からない問題は、塾の先生に質問に行っていました。

父は主に模試や試験の送迎担当、母は主に息子のマネージャー担当でした。
母の関わりとしては「やることリスト」の作成、進捗管理、塾のテキストのコピー、マル付け、口頭説明をさせる、作文添削、ケイティサロンやSNSでの情報収集、ケイティサロンや他塾の教材の印刷等です。

ケイティ
ケイティ
保護者による読解の口頭説明や作文添削は適性検査Ⅰの得点向上に欠かせないのですが、親子関係に火種や溝があるとなかなか出来ない取り組みです🤔

塾と家庭の役割分担はどうしていましたか?

塾の先生の作文添削に違和感を感じることがあったので、母と息子で考え、「こう書いてみようか」と母から提案することもありました。その書き直し×2回でも合格点がもらえない場合は、他の先生にご意見を伺ったり、もしくは「一旦忘れよう・・・」ということにしていました。

理系は塾の先生が親切に質問対応をしてくれたので、何回も質問に行っていました。

ケイティ
ケイティ
いったん忘れよう、は、塾の作文では有効な手段になることが結構あります。
人により解釈が違ったり重要視する要素が違ったりするので、講師と生徒で解釈がぶつかることがあります。
誤字脱字などの表面的なところや、明かな論点ズレなら簡単に指摘できますが、高度な文章の解釈ちがいとなると、大変です。
じっくり語り合ってお互い歩み寄れれば一番ですが、塾の場合は一対多で猛烈な勢いで添削しないと回らないですし、マニュアル的に解答例からはずれれば一律でズレと判断されることもあります。
「返却されたものを見てモヤモヤして終わり」になる確率がどうしても出てくるので、その場合は、直接相談するか、もしくは一旦わすれて解答例を読んで終わりにして、次の作文に移った方が良いです。

「もっとこうしたほうが良かった!」「早くこうすれば良かった!」と思ったことはありますか?

我が家がケイティサロンに入会したのは6年生の8月でした。
もっと早く入会すれば良かったと思っています。

ケイティサロンの類題は、解説が分かりやすく、また1回分の量もちょうど良いので、本人は楽しく取り組んでいました。
そして膨大な数が保管されています!
「受検勉強のために」という観点からだけでなく、解き甲斐のある問題が多いので、都立受検をすることを決めているご家庭は、早目に取り組むと、より適性検査の面白みを感じることができる、かつ経験値を増やすことができると思います!

ケイティ
ケイティ
あらゆるジャンルのあらゆる年度の問題がストックされています💎

受検組ではないお友達とはどのようなお付き合いをしていましたか?

6年生2学期まで、平日は2日ほど、2時間程度は遊んでいました。
3学期は学校を全休し、受検勉強に専念していました。

勉強しなくなった時期やスランプはありましたか?その場合はどのように対応しましたか?

私立中受験の学習をしていた小5の夏に、カリキュラムの進度や膨大にある宿題についていけず「勉強は楽しくやりたい。塾の勉強は嫌だ。友達と遊びたい」と本人から話しがあったので、それまで通っていた大手塾を辞めました。

「じゃあ高校受験にしよう!」と舵を切ったのですが、好きで続けていた少人数のオンライン国語塾の仲間から「一緒に中学受験がんばろうよ!」と背中を押していただき、本人もやる気が蘇り「中学受験する!」と言い出しました。

しかし、母としては、益々大変になるであろう私立受験の学習を再開させることには否定的になっていた&適性検査型での受検が息子には合っているかもしれない、と考え、都立受検専門塾の体験に行かせたところ、本人も「楽しい!」とのことであったため、新小6から都立受検の学習に切り替えました。

ケイティ
ケイティ
結果的に、5年の途中まで私立受験対策で基本を作っていたことや、国語塾で白鷗の適性の土台を作っていたことが、すごく有利に働いたのだと思います。
もともとの素地の高さはもちろんですが、保護者の方の早めの動き出しの成果ですね😲

受検勉強期間で、保護者にとって一番のストレスは何でしたか?

「白鷗に行きたい」と本人が志望校を決めたにも関わらず、私が勝手に期待するほど勉強をしなかったことについて、勝手にストレスを感じていました(笑)

過去問(志望校とそれ以外)はどの程度取り組みましたか?

白鷗の過去問は、12年分を1回、直近5年の過去問は2回取り組みました。
量は多くないものの、その他の都立や他県の過去問にも取り組みました。

テレビやゲームなどの制約はありましたか?

ゲームは最後まで辞められませんでした。
最後まで30分/日程度、気分転換に。

模試はどのくらい受けましたか?

都立受検の模試は6年生になってから受けました。

  • 早稲アカ:5月
  • 公中検:6月
  • 首都圏:7月、9月
  • ena:都立中合判9月、学校別合判11月、12月

A~C判定でした。

苦手科目はどのように克服しましたか?

【適I】
文章の理解が不十分であることが原因で、記述や作文が書けていないことが多々ありました。その際は文章を口頭で要約させました。
ケイティサロンの要約は全て取り組み、解答例を模写しました。
作文のネタに行き詰った際には、一緒に考えたり、他のサロンメンバーさんの作文を熟読させていただいたり、まずは母が作文を書きそれを真似してみる、ということをしました。

【適Ⅲ】
理科は得意でしたが、算数が苦手でした。
塾の先生に頻繁に質問に行っていました。
その時と期間を置いて再度解き直しをしました。
2回目の解き直しでも間違う事があったので、余裕があれば3回目の解き直しをしていました。

次年度受検する方に向けて、最後に何かメッセージがあれば、お願いします♬

保護者のみなさん、日々のサポートおつかれさまです。
おそらく、こんなにも密接に子どもと関われるイベントは中学受験(検)以後は無いと思っており、本番の2月3日が近づくにつれ寂しさを感じていました。
保護者の方、お子様共に、感情の起伏が激しくなってしまうこともあるかと思いますが、そんなときはご自身やお子様の感情を認めて受け止めつつ、できれば楽しみながら、受検勉強期間を過ごすことができることを祈念しております。
ケイティ
ケイティ
我が子だからこそ、期待して思うようにいかないときはぶつかることも当然ありますが、あとから振り返ると、それもまた、中学受験の良さでもありますよね。
こんなに学習に関われるのも小学生のうちだけなので(共感と平常心は日々鍛えられますが😂)、目標に向けて、楽しむ気持ちを忘れずに伴走してもらいたいです✨
貴重なご経験談、ありがとうございました🌸