【お役立ち】受検コラム

【都立大泉】合格者インタビュー

こんにちは!公立中高一貫校合格アドバイザーのケイティです。

今日は、都立大泉に合格した子のママさんに、インタビューした内容をご紹介させていただきます♬

ケイティ
ケイティ

もう何から話せばいいのやら…というくらい、濃いいーー1年でした。最後はまさかのパパさんからもお手紙を頂き、受かるべくして受かった子だとは思いつつも、サポートさせて頂いた日々を懐かしく寂しく思います(また泣けてきます)

個人が特定できるような内容を避けるため、性別やお名前は載せずにご紹介させて頂きます。この記事では、便宜上「大ちゃん」と呼ばせて頂きます。(大泉なので!)

大泉合格のカギは?ケイティの第一印象

大泉は、他の都立と共同でもある適Ⅰ・適Ⅱがまずあって、更に、独自問題のⅢ、という構成になっています。

Ⅰ・Ⅱは共同作成なのでそこまでの難問はありませんが、大泉のⅢは激ムズです。講師が激ムズなんて言葉使っていいのか?と我ながら思いますが、「激ムズ」以外では表現できないレベルです。

そのため、戦法としては

  • 取れるⅠ・Ⅱで圧倒する
  • 差が付くⅢで高得点を取る

この2つをまず決めて、それに則った家庭学習を進める必要があります。

大ちゃんの場合は、
最初から基礎がしっかり出来ていたことと、ちょっと変化球の問題だと沼にはまりやすい(「聞かれている意味が謎(-_-;)」と感じるとそこで手が止まりやすい・自分が解きたくないこと/意味を感じないことはやりたくない)タイプだったので、

一つ目の「Ⅰ・Ⅱで圧倒する」方で進めていきました。

元々の基礎力が高い理由としては、「自分の回答をめちゃくちゃ客観的にジャッジできる」力が高いから、と感じました。

課題をやってみて、間違えたときは「~ができなかった」とメモをして、正解していたとしても「~すればよかった」「~するともっと早くできた」とメモをして、

つまり、何をやっても成長に繋げる視点を持っている子でした。

そういった主体性のある子なので、学校の先生からもすごく頼りにされていたり、任されたりして、(それで直前期は色んな仕事を任されて大変でしたが(^-^;)

そんな大ちゃんですが、直前期に入ると、この「厳しい自己分析」がネガティブ路線に突入することが多々あり、不安⇒量をこなす⇒また厳しく自己分析⇒不安⇒…というループで、かなりキツいときもあったと思います。

そしてこういうループに入ったときに書く作文は、
不安&混乱がそのまま反映したような作文に仕上がるため、
ママさんからも「悲しくなってきました…」という発言がポロっと出た時期も…。

でもあと10日、あと1週間、・・・とカウントダウンがゼロに近づくにつれ、
「このまま突き進みます」とLINEが来たときは、絶対大丈夫だ、と私もホッとしました。

大泉合格については、大ちゃんの持っている力でもあり、ママさんのサポート力の大きさも、相当プラスに働いたと思っています。

難問を一緒に解いたり、

リビングの机いっぱいに模試や過去問を広げて解き直しスケジュールを組んでいったり、

Excelで応募倍率と人数の表を作って合格者層を「見える化」したり、

肩こりで頭痛がおきた大ちゃんのために、少しでもよくなるように色々試したり、

大ちゃんがメンタル的に落ち込みそうになったら、過去のよく書けた作文を読ませてイメージトレーニングをさせたり、

図形が苦手な大ちゃんのために、全国の公立中高一貫校から適Ⅲ類似校を探して各校のホームページを探したり、、、

ママさんもお仕事をしながらの受検サポートだったので、尊敬しかないです…。

本当に本当に、お疲れさまでした!

ケイティ
ケイティ
ここからは、ママさんから頂いたアンケート内容を紹介していきます。

塾の宿題以外は、どのように声掛けして取り組んでもらっていましたか?

朝勉:あらかじめ決めたテキスト(ドリル)・決めた量で実施

家での勉強→親が仕事で平日いなかったため、毎日勉強する内容・量を母が裏紙に書いておき実施してもらっていました。

(ちなみにテキストも全部まとめて置いておいてあげるという好待遇です…。)

宿題:当然自分でやっていました。

本人が本気モードに入ったのはいつ頃でしたか?キッカケはありますか?

6年生の12月半ば頃。 各模試で、軒並みC判定を出したためか?

勉強時間はどのくらいでしたか?

時期によってまちまちでしたが・・・

<6年生前半> 平日:2時間 塾のある日:塾以外 1時間 習い事のある日:2時間 休日:3~4時間

<6年生後半> 平日:4時間 塾のある日:塾以外 1時間 習い事のある日:3~4時間(12月途中でいったんお休みにさせて頂きました。)

休日:5~7時間

↑ 直前期はもっとやっていました。

ちなみに! Studyplusというアプリに、 勉強するテキストを次々入力し、 どれを何分やったか? の管理を5年生の12月からやっていました。

これが残っているので、 詳細に勉強時間がわかります(^^) (ときどき母がブチ切れて入力していない日もありましたが。)

睡眠時間はどのくらいでしたか?

8.5~9時間

6年生12月以降は、8時間くらい

受検勉強に対して、どのような声掛けを、どのような頻度で行っていましたか?

5年生以降は当たり前に勉強する状態になっていました。(しむけた?)
基本1日に勉強する内容を提示し、
それを確実にこなすように指導していました。
(やらなかった場合は、
週末につじつまを合わせる。)
声かけは、
遊びに偏りそうなときや、
苦手なものを後回しにしてなかなか進まないときにする程度でした

 

保護者が受検勉強に対してどの程度関わっていましたか?具体的に、どんなサポートをしていましたか?

受検勉強に関しては、 保護者が150%関わっていました。

・日々勉強させるテキストを選択(4年生後半から6年生までの分を常に考えながら。)

・勉強メニュー作り

・全ての丸つけ

・本人が何ができていないかの把握

・模試の分析→苦手の把握

・やるべきことの選出 の繰り返し

塾と家庭の役割分担はどのようにしていましたか?

塾:個人塾
5年生、6年夏休み前までは基礎的な内容を繰り返す。
6年生7月ころ~都立中過去問スタート:自分でできるまで解きなおすことを徹底指導されました。
6年秋~:志望校特訓
ケイティ先生に相談し、他塾の特訓に参戦しました。
志望校の過去問の難しい部分、テクニック的な部分を学ぶために参加しました。
最初は一番下のクラスでしたが、
徐々にクラスを上げ、最後には一番上のクラスに入れたことは自信につながりました。
家庭:
5年生:理科・社会→中学受験基礎レベルを繰り返す
漢字・計算の徹底
算数:四谷大塚の予習シリーズ 算数テキストの実施
6年生:ケイティ先生と出会う
ケイティ先生の指導と計画のもと、都立中に向けての勉強を進める。
親は塾・学校・ケイティ先生からの課題の量を把握し、
過負荷にならないよう、
また本人がきちんと理解できているか?などを把握するように努めました。
本人の苦手な部分などは、
ケイティ先生に相談させていただき課題を与えてもらいました。

「もっとこうしたほうが良かった!」と思うことはありますか?

・銀本をもっと早くから進めておけば良かった!
・ケイティ先生の「夏のグラ特」
→もっともっとつっこんで深くやっておけば…
最終的に、1月の後半にやり直してなんとか間に合いましたが。
(グラ特の解説は熟読しないとです!)

受検組ではないお友達とはどのようなお付き合いをしていましたか?

5年生までは自由

6年生夏前までは、 1ヵ月に2回くらいは遊んで良い!
夏以降は遊び禁止!!! となりました。
→どうしても遊ぶ!というのが1~2回あったでしょうか?

受験については、 うちに遊びに来ていた友達はうすうす知っていたと思いますが、 本人は絶対内緒! ということで教えないスタンスでした。

勉強しなくなった時期はありましたか?その場合はどのように対応しましたか?

勉強しなくなった時期はないような・・・

本人の様子、タイミングを見て、

・ステキなカフェに連れていく

・がんばっているねー→欲しい物をかってあげる

・遊びにいく

・温泉スパに行く

・洋服を買ってあげる

・勉強をファミレスでやる

・水泳に行ってきな!と促す

・マッサージをしてあげる

・快眠グッズをあげる

・カラオケにいく などをしていました。

がむしゃらに勉強するというより、 疲れたら休む。 メリハリをつけることを最後までしていました。 とにかく本人の様子を良くチェックしていました。

「うちの子は合格するぞ」と確信したのはいつ頃でしたか?

正直、 ないですね。

12月頃は、 模試が全然できていなかったので、
これは無理かも・・・もうやだな・・・ という気持ちばかりでした。

が、 冬期講習時期からものすごくがんばり、
以降もとてもがんばっていたので、 心が凪ぎました。

受検期間は、 緊張することもなく、
これだけやれば天晴という気持ちで付き添っていました。

過去問(志望校とそれ以外)はどの程度取り組みましたか?

都立中は全学校、 全ての年分やりました。(各2回程度)

志望校は全て暗記するくらいやりました。(といっても3~4回程度?)

その他<銀本>からは、
志望校で毎年出るサイコロ・立体・展開図などを、 母が全チェックし、 付箋を貼りまくってやりました。(2017、2019、2020)

ケイティ先生の銀本からもやりました(2009~2011)

また、毎回の模試で間違えた分野の問題(特に理科・算数分野)を、 銀本からピックアップしこれもやりました。 志望校と問題が似ている学校の問題にも取り組みました。

テレビやゲームなどの制約はありましたか?

本人のIpadに徐々に制限を課しました

6年になってから、

→寝る前は自分の部屋に持っていかない

→曜日を決めて使う

→金曜の夜から日曜の夜までOK

→土、日のみ使ってOK

→土、日、それぞれの課題が終わってから使用OK

夏休み以降は没収! となったと思います。

テレビは・・・・ けっこう見まくってましたね。

親が家にいないことをいいことに、 録画をみていました。
12月にブチ切れて、 ブルーレイを見れないようにしました。
テレビもみたら弟が母に教えてくれるようになりました。

テレビは朝食時のニュース と 夕食時に好きな物を見る のみに最後はなりました。(12月後半くらい)

模試はどのくらい受けましたか?

5年生の時は、
公中検模試ともう一つ外部の模試

6年生時は、
公中検 栄光ゼミナール 早稲田進学会 ena 首都圏模試 首都圏模試の私立型…
(つまり)ほぼ受けられるものは全て受けました。

苦手科目はどのように克服しましたか?

なぜ苦手なのかを分析する どこに問題があるのか知る ひたすらやる!

作文やグラフなどはやればやるほどできるようになる(はず)

理科や社会はどのように勉強しましたか?

理科 小5:メモチェからスタート

それを3周ほどやってから基礎に立ち返る

6年10月頃まではひたすら基礎(朝勉ドリル・簡単なテキスト何冊か(中受験レベルまで)

その後模試の苦手部分を銀本でカバー

公中検模試の会場で買ったうすいテキスト、ケイティ先生指示分を繰り返す

社会 小5:コアプラスからスタート

それを3周ほどやると暗記系はほぼOK

そこから基礎に立ち返って弱点を完璧につぶす(6年6月頃まで)

3月~ケイティ先生に出会いグラ特をスタート

何度も復習を繰り返す 基礎+グラ特+公中検の資料読み取りテキストを繰り返す

模試結果より→苦手問題を銀本から選出してやる

最後に何かメッセージがあれば、お願いします♬

喜ぶママねこ
喜ぶママねこ
適性検査は、子どもの特性をよく知って、
どうすれば伸びるのかを考えながら進めていくのがポイント!
だと思います。
わが子については、
・質より量(量が多くてもめげない子でした。)
・いろいろな先生からそれぞれ必要なことを学ぶ
というのが良かったのですが、
それもやはり子どもそれぞれ!
皆と同じやり方でなくても、
自分の子どもの特性をよく知って導くことができれば、
合格が近づくと思います。
それから、
ケイティ先生のように良き伴走者に出会えるかどうか?
も大きな大きなポイントです。
受検は親にとってもかなりストレスになるので、
その時に信頼できる先生に、
すぐに相談できるのは大きな強みになります。
ケイティ先生は、受検勉強をよい方向に導いてくださいますし、
いつでも励まして(親子ともども)くださり、
親がもうだめだと落ち込んでも「絶対に大丈夫!」
と強い希望を与えてくれます。
親が精神的に落ち着いていることも、
受検を乗り切る上で必須!な気がしますので、
ケイティ先生には感謝してもしきれません。

 

照れるケイティ
照れるケイティ
「心折れそう」と言いながら「折れない」、「挫けそう」と言いながら「挫けない」。そういう芯の強さを教えてくれた子でした。大泉生の皆さんと、素晴らしい6年間を送ってもらいたいと思います。