【お役立ち】受検コラム

【受験生の夏!】留守番中に受験勉強できるのか?!何をすべき?

こんにちは!公立中高一貫校合格アドバイザーのケイティです。

今日は、インスタで募集した、「夏のお悩み」に回答したいと思います(^^)/

なかなかに深刻なお悩みもあり、、特に、お子さんが一人でお留守番中にどこまで頑張れるか、何をさせるべきか、、モヤモヤはあると思います。

落ち込むママねこ
落ち込むママねこ
親が仕事中、一人で勉強すると思えない…
ケイティ
ケイティ
これまでの受験生の夏を振り返りながら、一緒に考えていきましょう!
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夏休み中の受験勉強は、「子供だけ」率高し!

先日、インスタで、

夏休みは、お子さんだけの留守番になりますか?

というアンケートを取ったところ、YESが60%以上となりました。

共働きのご家庭が多いので、お盆以外はお仕事…!というパパさん・ママさんが多いと分かります。

となると、、やはり気になるのは、

  • 何をすべきか
  • どうさせるか

だと思います。

ケイティ
ケイティ
どのようなお悩みがあるかアンケートを取りました!一つずつ見ていきましょう。

親が仕事中、ちゃんと勉強しているか不安…

このお悩みは回答数が多かったですね~!

夏休みに限らず普段の時期も、仕事から帰宅するまでの空白時間にどれだけきちんと勉強できているか、不安に感じている方も多いと思います。

ということで、、試していただきたいポイントをお伝えします!

  • 誘惑がない環境の徹底
  • 報告制度を作る
  • 自主的に楽しめる仕組みを作る

誘惑の無い環境作り

・・・これが一番大事と言ってもいいと思います。。

大人でもそうですが、「やらなきゃいけないこと」があるのについドラマを見ちゃったり、謎の片付けタイムに入ったり…なんて経験ありますよね。。

まずは、「受験勉強」以外、選択肢が無い環境を作っていきましょう。

代表的なのは、タブレット、PC、マンガ、雑誌…ですね。

無いなら無いであきらめもつくのですが、誘惑があるからこそ我慢しなきゃ…勉強しなきゃ…というストレスを感じてしまうものです。

一人で受験勉強だけでもハードなのに、「娯楽がそこにあるのに我慢しなきゃいけない」というストレスが乗っかると、楽しくない!なんで自分ばっかり!なんて気持ちが出てくるのも当然です。

「さて、勉強するか!」と思える環境を、まずは整えましょう!

受験勉強は終わりが決まっていますし、一つの目標に向けてけじめをつけて集中する、という経験は、大人になってからも活きてくると思います(^_-)

ケイティ
ケイティ
無理やり撤去したり封印したり制限かけたりするとバトルの元なので、「この夏が勝負だからね」とお互い納得のいく話し合いをして、何を無くすか、親子で決めてくださいね!また、マンガやゲームを封印するときは、その前日に「思いっきり好きなだけやってヨシ!」という日を作るのもお勧めです。

あとは、友達関係です。

夏休みは、何かとお誘いもあると思いますが、夏休み前に、「この日は遊んでいい日」を決めておきましょう。

「今日だけ行っていい?」「誘われたから行っていい?」と急に言われて断れないのが親心です。

事前に、「この日はOK!この日は✖!」と親子で共通のお約束を設定しておいてください。

ケイティ
ケイティ
上に挙げたのは受験学年の例ですが、非受験学年(5年以下)の場合は、もう少し軽くして良いと思います。最終的に、六年生の夏になっていきなり全部だめ!にならないよう、徐々にハードルを上げていきましょう!

ご兄弟がいる場合は、受験生だけが机に向かうのはかなり難しいことです。

簡単なことではありませんが、時間をかけて、「みんなで応援しよう!」という雰囲気作りをしていきましょう!

特に下の子は、上に受験生がいると、大人が思っている以上に我慢しています。時々は、思いっきりわがままを聞いてあげてくださいね(*^-^*)

上の子の頑張る背中を見て、「自分も受験したい!」と勉強スイッチが入る子も多いので!

報告制度を作る

一昨年くらいに、とあるママさんが取り組んでいた方法なのですが、

アプリを使って、仕事場のママさんと進捗状況を共有する、というの方法もお勧めです。

タスク共有アプリや、ToDo管理アプリなど、ご自宅のタブレットと、ママさんのスマホで同期しておいて、

決めたことが終わったら完了!と入力すると、それがママさんの画面にも届く、という方法を取っていました。

もちろん、完成度がどうか?とか、本当に終わったのか?とか‥

気にするとキリがないですが、ひとまず、「やらなきゃ!」というスイッチにはなります

ケイティ
ケイティ
今日は予定より早く終わってたね!、とか、たくさん【完了】になってびっくりしたよ~!、など、「明日も頑張ろう!」と思えるような声掛けに繋げてくださいね!
怒るママねこ
怒るママねこ
報告した後そのままタブレットでゲームしていたことが発覚・・という事もあったので、学習用以外の用途に使わないよう注意は必要です…

また、日々、決まった時間にLINE通話をして、細かく進捗を聞いているママさんもいました。

どこまで関わるか、管理するか、、というのは悩みが尽きませんが、こうしてべったりと受験に関われるのも、中学受験ならではです。今だけ、と割り切っていきましょう!

楽しめる仕組みづくり

自分で進んで机に向かえるなら、苦労はしません。

でも、そんな子は本当に一握りです。

ほっとんどのママさんが、ときに鬼となり、ときに般若となり(一緒か?!)、日々なんとか机に向かって「もらう」のが現状です。

落ち込むママねこ
落ち込むママねこ
何を言っても嫌がられるこの哀しさよ…

とはいえ、公立中高一貫校の場合、入ってからもとてつもなくハードな学習が続くので、
(入った子のほとんど全員が「受験勉強よりよっぽど大変」と言っています。byケイティ調べ)

入学前に「自分から進んで取り組める」姿勢を付けておかないと、入学後も苦労します。

勉強は楽しいことばかりでは無いですし、プレッシャーも大きいですが、それでも「やろう!」と思える仕組みを自分で作れるかどうか、だと私は思っています。

ケイティ
ケイティ
大人になってからも、自分のために進んで学び続ける人になってほしいです。日本は、大人になった途端に勉強しなくなる人が多い国だそうです。

学びに向かうスイッチを自分で切りかえるために、次のような工夫を勧めています。

  • 継続するモチベーションになること
  • 頑張りが目に見えること
  • 目標とやるべきことが細分化されていること

この3つを満たす仕組みを作ることで、少しでも続けやすく、楽しめるようにしていきます。

例を紹介すると…

  1. 1ヶ月間に終わらせるものを決める(参考書など)
  2. いつ、何ページ進めれば①が達成できるのか逆算する
  3. 予定表に、②で決めた量を書き込む
  4. 終わったら、日々、線を入れて消していく

これは、カレンダーに書き込んでもいいですし、メモに書いてもいいですし、タスク系のアプリなどで管理するのも良いと思います。(このとき、その進捗を褒める係は必要です。ママが最適です)

また、「予定はうまくいかない」のが普通なので(ロボットじゃないので!)、

調整できる余白の日を決めておくといいですね。

だんだん予定がズレてしまっても、「その週のうちに帳尻を合わせればOK!」という柔軟さも大事です。

ケイティ
ケイティ
予定通りにいかない日が数日続いただけで、途端に投げ出す子が多いですが、ずれ込んでも調整すればいいんだよ!という考えを身に着けてもらいたいです。 とにかく、中途半端なのに次の参考書を買ってまた途中で…という癖を付けないことが大事!

他にも、

  1. 表を作る
  2. その日決めたことが完了したら、表にシールを貼っていく

このように、ラジオ体操式で(遠い昔過ぎて記憶が曖昧ですが、ラジオ体操って出席カードみたいなシステムがありましたよね…全部クリアすると駄菓子が貰えるという…)取り組みを視覚化することも大切です。

表やシールは、特に女子は可愛い系で揃えるとテンション上がる子も多いです。

壁に貼って、家族全員が「おお~増えてきたね~」と声掛けするような雰囲気があると、さらに良いモチベーションになりますね!

塾に行っていないけど大丈夫?

次のご質問は、「家庭学習(通信教育など)だけで大丈夫?」という内容です。

ケイティ
ケイティ
夏は夏期講習や夏期合宿にガッツリ通うライバルも多く、そんな話を聞くと不安になりますよね…

公立中高一貫校を受検する場合、夏期講習については、賛否両論あると思います。

私立中受験コースの場合は、夏は朝から晩まで缶詰で勉強するので(講師は夏の終わりには声がカッサカサになります)、確かに差はつきますが、

公立中高一貫校向けのコースの場合、せいぜい2~3時間という設定のところも多く、家で同じかそれ以上の過去問演習時間を取ることが出来るのであれば、それに越したことは無いと思います。

(もちろん、保護者の方が働いていて付きっ切りで見れない場合や、集団の中の方が頑張れるタイプのような子は、塾にお任せした方がいいとは思います)

夏の過ごし方に正解はありませんが、ただ、塾に通っている子以上の学習時間(と質)は確保することと、通信講座にプラスして過去問分析をすることは、必須だと考えます

世の通信講座は、「その学校に特化したもの」では無いことが普通です。

適性検査全般に広く対応しているので、「これ、〇〇中には必要無いのに…」、「これだけじゃ〇〇中には絶対足りない💦」と感じることがよくあります。

そのため、ママさん・パパさんご自身が、時間を取って志望校の過去問を分析するようにしてください。

ケイティサロンでは過去問分析を勧めてその方法も動画にしているので、やはり、分析することで「これは必要」「これは要らない」という方向性が見えてきた、というコメントもありました。

「夏、何をさせるべきか?」を考えるときに、「何がどんな難易度で出るか?」を把握することは欠かせないので、ぜひ、その時間を取るようにしてください。

ケイティ
ケイティ
もちろん、この考え方は、「塾に行っているご家庭」にも必要だと思います。塾任せにしない、お子さん任せにしない、教材任せにしない、この3セット、大事です✊

受験生の夏休み!まとめ。

ということで今回は、夏休みの過ごし方について頂いたお悩みを回答しました。

実はまだあと何件かご相談が来ているので、次回、

  • 夏期講習、「行くだけ」にならないか?!
  • 「基礎固め」って具体的に何固めるの?!
  • 非受検学年は何をすべき?

について、回答していきたいと思います❕

ではまた!