今回、都立南多摩にて、インタビューをさせていただきました!
今年は説明会や学校見学が中止になるところも多く、
学校選びに悩まれているご家庭も多いのではないでしょうか?
多摩エリアで、公立中高一貫校を検討中の方は、ぜひ参考にしてくださいね。
都立南多摩中等教育学校とは・・・
平成22年に中等教育学校として開校し、10年を迎えた都立南多摩。
Society 5.0に向けた学習方法研究校、理数リーディング校、英語教育推進校、知的探求イノベーター推進校をはじめ、
昨年度は文科省からWWLコンソーシアム構築支援事業の全国10拠点の1つとして指定されるなど、
「突破力」をキーワードにした質の高い一貫教育を受けられることが大きな魅力です。
大学進学実績も非常に高く、2016年卒の1期生から東大合格者が出たときは、近隣地域の保護者を中心に大きな話題となりましたね!
さらに年々その実績を伸ばし、
今年、2020年3月卒業の5期生も、東大を始めとする国公立大学への現役合格率が49.6%!
高度な学習内容と、先生方が一丸となってサポートをなさっているからこその結果と言えます。
太鼓部が全国総合文化祭の郷土芸能部門で全国優勝、
南多摩フィルハーモニー部が日本学校合奏コンクールへ5年連続出場し昨年は銀賞など、
まさに文武両道を実践している学校です。
適性検査情報
出願受付期間 | 令和3年1月12日(火曜日)から 1月18日(月曜日)まで |
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検査実施日 | 令和3年2月3日(水曜日) |
合格発表日 | 令和3年2月9日(火曜日) |
検査等の方法 | 報告書・適性検査(I・II) |
南多摩の理想の生徒像として、どのような点を重視していますか?
丁寧な言葉で、自分の考えを表現できること。
プラスの感情だけでなく、マイナスな感情も、きちんと丁寧に相手にも伝えられることを、
日頃から生徒のみなさんにもお伝えしています。
また、これは、子供たちだけでなく、保護者の方にも、同じようにお伝えしています。
南多摩合格に向けて、保護者としてどのようなサポートが理想的でしょうか
六年間を通して「探究力」を養うため、家庭でもよく話し合ったり、幅広い興味を持たせるような環境だと良いかと思います。
また、南多摩合格はゴールではなくて、あくまでも将来に向けての通過点に過ぎません。
受検が終わってからも気を緩めることなく、課題の多さにもくじけずに努力をし続けてもらいたいです。
休校中、届いた課題の多さに戸惑っている声も聞かれますが…
受検は二人三脚と言われますが、入学してからもそれは変えず、継続して学業をご家庭でもサポートしてもらいたいです。
南多摩に入ると夢がかなう、という訳ではなく、実現に向けて絶対的な学習量は当然必要ですから、入ってから「こんなはずでは、、」というのが無いようにして頂きたいと思います。
作文はどのように採点されているのでしょうか?
検査に関することは言えませんが、
もちろん、「最低限の知識や、きちんと書けているかどうか」というベースの学力は大前提で、
あとは、日頃から丁寧な言葉を選んで使っているかどうかや、自分の言葉でしっかり説明が出来ているかどうか、といったところも作文には出ていると思います。
授業内容について、詳しく教えてください。
南多摩は「学力」「突破力」「協働する力」そして「探究力」という4つの力で人間力を養い、
イノベーティブなグローバル人材の育成を目指しています。
その一環として、例年、フィールドワーク活動を実施しています。
このフィールドワークに魅力を感じて、入学してくる子も多くいます。
今年はコロナウィルス対策のため残念ながら実施できていませんが、
例年であれば、1年生は今くらいの時期から、近隣の多摩エリアを現地調査したり、インタビューを行ったりして集めた情報をもとに、発表を行います。
班単位で、協力し合い、お互いを補完しながら、発表する資料を作り上げます。
2年次にはポスターを作ったり、3年次にはプレゼンテーションを行ったりするなど、段階的に探究力を磨いていき、
最終的には、学術論文を仕上げます。外部研究者との連絡にも挑戦したり、国公立大学でのガイダンスやワークショップに受講したりなど、キャリア形成につなげていきます。
六年間という充実した期間の中で、社会の問題点を発見したり、自分の興味関心をとことん掘り下げたりするなかで、進学先を決めることができ、さらにその後の夢の実現を応援していきます。
PTAはどのように選ばれていますか?
他の学校と同じように、入学して早々、立候補などで決定されているようです。
かなり熱心に活動頂いていて、行事の際は率先して動いてくださるため、職員としては大変ありがたいと思っています。
受検生へ、一言アドバイスをお願いします
お父さん・お母さんに言われたから勉強する・受検するのではなく、
「絶対自分はこの学校に入って頑張りたいんだ!」と、そういう気持ちを持って頑張ってください。
南多摩インタビュー【まとめ】
南多摩の先輩達が、真っすぐで、そして何より楽しそうに通っている様子から、
この学校に憧れて受検を志す子がとても多いのが、南多摩の特徴です。
実際、通っている子達やママさん達に話を聞くと、課題の大変さに(結構な)悲鳴を上げつつも、「まだまだこれからだ!頑張らなきゃ!」と前向きに頑張っている様子が伺えます。
都立南多摩は、非常に人気も高く、安定して5倍以上の倍率をキープしている狭き門ではありますが、
先生方が一丸となって温かくサポートしてくださる環境であること、そして、とことん好奇心を掘り下げられる活動は、大変魅力的と言えます。
今年はなかなか説明会等の開催が厳しい状況ではありますが、今後もホームページを通してYouTubeなども活用しながら、南多摩の魅力をたくさん発信してくださるようなので、
ぜひぜひチェックしてみてくださいね!
南多摩中等教育学校のホームページはコチラ