体験記

<2024年>【茨城県立並木中】受検体験記

こんにちは!公立中高一貫校合格アドバイザーのケイティです。

ケイティ
ケイティ
今回は、茨城県立並木中を受けた方の【受検体験記】をご紹介します♬
<受検体験記>とは…

実際に受検したご家庭の取り組みを、「受検体験記」という形でご紹介いたします。

この体験記は、「親子がどのように受検に向かっていったか」という事実のリポートです。

ケイティサロンで関わったママさん・パパさん方から、親子の頑張りの軌跡を残す目的で、情報をお預かりし今回記事として紹介させて頂くことになりました。

子ども達はみんな一生懸命頑張り、保護者の方は関わりやフォローに日々悩み、ときにぶつかり、親子で乗り越え、本番当日を迎えました。

この受検体験記は、次年度以降受ける方にとって、何かしらのヒントが必ずあると思っています。

ケイティ
ケイティ
公立中高一貫校王国となった茨城においても、根強い人気を誇る進学校。
ボーダー付近だと面接によってひっくり返される怖さもあるので、しっかりとした学力の土台を築いてペーパー(適性検査)で取り切る必要があります。
<保護者>が学ぶ適性検査サロンはコチラ【入会無料キャンペーン中!】

お子さんの性格はどんなタイプですか?人柄や個性が分かるようなエピソードがあればあわせて教えてください。

マイペース。
周囲のことに気が付かないしそもそも見ていないので、周りに惑わされない。

例えば先生の指示などもあまり聞いておらず、みんなが列に並んでいるようだ~と気が付いて私も並ぶ、だからいつも最後に並ぶ羽目になっているタイプ。
それで損していることがあっても本人全く気が付いていない。

ケイティ
ケイティ
マイペース!!
可愛いですが、見ている方はやきもきしますね…。
でも、そのくらいの方が、中学受験競争では強いのかもしれません。

塾に通っていましたか?

4年~6年夏まで私立向け塾に週2。
塾で私立志望校別の演習に入る6年夏に退塾。

この後は基本的に自宅学習で、面接対策に県立向け塾に月2で通塾しました。

受検生ご本人が本気モードに入ったのはいつ頃でしたか?キッカケはありますか?

6年9月の模試でC判定を取ったのがきっかけでした。

算数と国語が得意でしたが、当時は算数の記述問題に弱かったため思うように点が取れず、数表やグラフの読み取りも慣れておらず適性Ⅱもいまいちでした。

私立向けの勉強を十分やってきたので公立の問題も解けるだろうと、本人も親もふんわりした気持ちがあったのですが、全然解けないことで目が覚めました。

それまでは、子どもは「テストや模試結果が悪い時はちょっと親から注意入るかな」ぐらいには思っているようでもすぐに忘れて他人事でしたが、この時期のこの結果はさすがに自分事になったように思います。

ケイティサロンに出会えたことと、ケイティ先生からのアドバイスで正しく方向転換できたことは大きく、感謝しています。

ケイティ
ケイティ
確かに、適性型については慣れも必要なので特に秋は悩んでいらっしゃる様子でした🤔
ですが、何よりも、お子さんが地道に私立向けコースで鍛えてきたことと、ママさんが解き直しの状況もきちんと見て対策を練っていたことが、すごくプラスに働いたと思います。

勉強時間はどのくらいでしたか?(平日、休日、習い事のある平日などそれぞれ)

【6年】
平日:3時間
休日:5時間

【6年直前期】
平日:3時間
休みの日:7~8時間

週末は勉強の予定は入れず、1週間でこなせなかった予定の調整に充てていましたが、こなせなかった予定は常にあり、未達の予定がどんどん膨らんでいる状況でした。
4~5年の塾に通っていたころも同じようにしていて、6年の時よりその時の方が大変でした。

全ての時間を使っていても塾の宿題、やり直し、模試の見直しが終わらず、これは子どものやり方がまずいのか、やることが多すぎるのか。
やり方がまずいとしてどう効率的にできるか、やることが多いとしてどこを省いていくべきか、常に悩んでいました。

睡眠時間はどのくらいでしたか?

11時就寝、7:30起床の8.5時間

座りっぱなしのせいか足がいつも冷えていたので、冬は布団乾燥機や湯たんぽですぐ眠れるようにしました。
なくても子供はすぐに入眠できるものかもしれません。
私の気休めです。

保護者が受検勉強に対してどの程度関わっていましたか?具体的に、どんなサポートをしていましたか?

塾に通学していたころも理系は父親、文系は母親で分担したので、その後も父親が適性Ⅰ、母が適性Ⅱを分担しました。
テキストの進捗管理、丸付けをし、できれば見直しも一緒にしていました。

自力での見直しやり直しは答えを見て写すだけになっていて、身についていないと感じたためです。
時間がかかり大変でした。

ケイティ
ケイティ
まさにその通り…!です。
あくまでもまだ小学生、直しは「解答を写すこと」と思って満足している節は大いにあります😢
もちろん、直しも自力で完璧にできて次に似た問題でちゃんと防げる、という子もまれにいるかもしれませんが、「そうなってほしい」と待っているといつの間にか本番になってしまうので、関われるのであれば積極的に関わって取り組みの精度を上げた方が良いです。
この先の大学受験や、大人になってからの資格試験など、「自分ゴト」になってからは自分で何とかすべきですが、中受は親の関わり次第で合格に近づくので!

塾と家庭の役割分担はどうしていましたか?

公立校受検にシフトして、どの程度のテキストをどれほどの量をやるべきか分からなかったので、塾の面談でアドバイスをいただけたのはありがたかったです。

また、直前期には受検校の先輩が激励に来てくれるイベントもあり、マイペースな本人には刺激になり、やる気になってくれたように思いました。

ケイティサロンでは、他の人の学習方法や銀本の解法を知ることができ、役立ちました。
ケイティ先生からのアドバイスもありがたく、心の支えになりました。

ケイティ
ケイティ
普段、学習を見ていてなんとなく気になるけれど、塾に聞くほどではないかな…というような質問でも気にせず聞けるのが、ゆるく繋がれる匿名制のサロンの良さかなと思います👌

「もっとこうしたほうが良かった!」「早くこうすれば良かった!」と思ったことはありますか?

5年2月(塾で6年が始まるタイミング)から県立校向けに勉強を切り替えることができなかったことを反省しています。
これまでやった私立向けの勉強をばっさり切り捨てるような気がしていましたが、私立向けの勉強だけでは県立校の問題は解けませんでした。

切り替えてから、質問に対して適切かつ的確に記述することや、解答の作法のようなものがあるようだと親がうっすら分かってきましたが、子どもはそれらコツのようなものをすぐには理解できず、模試の点数が取れませんでした。
慣れが必要だったと思います。
コツのようなものが分かるまで、どのくらいの時間が必要かはやってみなければ分からなかったです。

我が家は6年9月から公立向けの勉強に切り替え、12月頃に銀本を時間内に解けるようになったように思います。
9月から塾のテキストと過去問と同時進行し、どれも中途半端に解けていない上に時間内にも解けないままに進めていました。

知識は十分積んでいるはずなので子どもなら絶対できるようになると思って(信じて)いたのですが、いつできるようになるのかモヤモヤしながら、勉強に付き合っていました。
5年2月から初めていればこれほどやっただろうかと思います。

ケイティ
ケイティ
悩ましいところですね…。
5年から私立コースは一気に難易度が上がるので、そこで学習体力と算数の力を付けられるというメリットもありますし、どのタイミングで公立中対策に舵を切るか、本当に難しい判断だったと思います。

受検勉強期間で、保護者にとって一番のストレスは何でしたか?

本人が読みにくい字や数字を書くことです。
少し努力すればできることと思うので、なかなか直らず私はストレスでした。
本人としては、テストは時間がないからと言っていました。

本番直前には、多くの問題が解けるようになったためか、心と時間にも余裕が出てきたのか、または肝がすわったのか、字とケアレスミスにも心配りできるようになったようでした。

過去問(志望校とそれ以外)はどの程度取り組みましたか?

【志望校】
過去10年分を2周

【それ以外】
サロンの「2023年銀本の旅」:適性Ⅱ(国・社)すべて
2022年銀本:適性Ⅱ(国・社)に該当するもののうち、資料付き問題すべて
サロンの「類題研究室 類題一覧」:社会、複合すべて

ケイティ
ケイティ
えっ!!すごい!!!
銀本の旅のⅡ国社全ても驚きですが、類題の社と複合分野全てですか!!
とんでもない量です…。
取り組んだお子さんも凄いですが、チェックをした保護者のサポートにも、頭が下がります…

テレビやゲームなどの制約はありましたか?

テレビは見ていませんでした。
ゲームはOKで、休憩時間は全てゲームの時間にしていました。

模試はどのくらい受けましたか?

6年夏以降:茨城の2つの大手塾の模試をそれぞれ3回
(5年2月、6年9月、6年11月)

6年9月の模試で低い判定を取り非常に焦りました。
そのひとつ前の6月の模試を受けなかったことを後悔しました。
6月にこの結果だったらすぐに対策したのに、と思ったのです。

自宅学習は塾の定期的なテスト等がなく、現在の立ち位置が確認しにくいので、客観的な模試の機会は逃さないのがよいと思いました。

ケイティ
ケイティ
おっしゃる通りだと思います。
模試はジャッジされる機会ではなく、そのあとの戦略を立てる情報を得る機会です。
学習状況がどのような到達度だったとしても、タイミングがあえばどんどん気軽に?模試を検索して受けるといいですね✨

苦手科目はどのように克服しましたか?

社会が苦手でした。
特に歴史、公民に興味が薄く暗記が捗りませんでした。

同様に暗記に頼ってしまっていた理科も苦手のようでした。
しかし県立向けは暗記に頼る知識問題ばかりではなく、文章読解力やグラフ、数表資料の読み取りで解ける問題が多く、客観的に資料を見て考える訓練は今後にもためになるはずとも考え、適性Ⅱは多くの問題を解きました。

学校の先生とはどのように連携を取っていましたか?

調査書への影響を考え、6年4月面談の際に県立校を受検する旨を伝えました。

私立併願はしましたか?

常総学院(本番練習のため)

次年度受検する方に向けて、最後に何かメッセージがあれば、お願いします♬

親の時間と気力と根気の限界まで子供に付き合うのが(親が)後悔しないと思います。
終わって思うことですが、これまでやった受験勉強は中学校の勉強を有利にスタートできます。
なので全くの無駄とは思いません。
ただ、小学生時代の時間を(少々?かなり?)費やすことにはなります…

ケイティ先生には多くのアドバイスをいただき、サロンとの出会いに感謝しています。
皆さまの努力がよい結果となりますようにと祈念いたします。

ケイティ
ケイティ
その通りですよね…。
中学受験は、あくまでも、ものすごく狭い世界ということを忘れず、無理をしすぎず(無理も必要なのが心苦しいところですが…)、倍率の高い公立受検だけが唯一の選択肢にはならないよう、精神面は程よく肩の力を抜きつつ、サポートは全力で!
伴走していくのが良いのかなと思います🌸
貴重なご経験談、ありがとうございました!!