【対策】適性検査

<2022年>【都立三鷹】受検体験記②

こんにちは!公立中高一貫校合格アドバイザーのケイティです。

ケイティ
ケイティ
今回は、都立三鷹中を受けた方の【受検体験記】をご紹介します♬
<受検体験記>とは…

実際に受検したご家庭の取り組みを、「受検体験記」という形でご紹介いたします。

この体験記は、「親子がどのように受検に向かっていったか」という事実のリポートです。

ケイティサロンで関わったママさん・パパさん方から、親子の頑張りの軌跡を残す目的で、情報をお預かりし今回記事として紹介させて頂くことになりました。

どんな結果であれ、子ども達はみんな同じように一生懸命頑張り、保護者の方は関わりやフォローに日々悩み、ときにぶつかり、親子で乗り越え、本番当日を迎えました。

この受検体験記は、次年度以降受ける方にとって、何かしらのヒントが必ずあると思っています。

ケイティ
ケイティ
ママさんもお子さんも非常に熱心で、サロンでも解説希望や対策についてたくさん投稿してくださる頼もしいメンバーさんでした🌸サロンには秋からだったので短期決戦のようでしたが、受検学年になる前からコツコツと習慣作りや学力の土台作りをなさっていたので、長い目でみたご家庭の方針があったからこそ結果に繋がったのだと思います
<保護者>が学ぶ適性検査サロンはコチラ【入会無料キャンペーン中!】

お子さんの性格はどんなタイプですか?人柄や個性が分かるようなエピソードがあればあわせて教えてください。

素直で真面目な性格で、人と衝突することが無い優等生タイプですが、「自分は自分、他人は他人」と考えるところがあるようで、あまり人のことは気にならないようです。

小学校で書道セットを購入する際、ほとんどの人が購入する今風(?)の書道セットを勧めたのですが、息子本人が気に入ったからということで、昔ながらの書道バッグに入ったセットを選びました。

塾に通っていましたか?

6年生になってから、拘束時間短めの塾に通い始めました。 週2回、秋から志望校別特訓が始まったので週3回になりました。

ケイティ
ケイティ
公立中高一貫校受検は記述の特訓量&添削された量の差が得点に出るので、集団授業でのインプットと、ご家庭での演習(基礎固め~弱点補強)の両方が大事です。長時間塾で缶詰になっていれば安心、という訳ではないので、良い環境だったと思います👌

日々の学習は、どのように声掛けしていましたか?

小学校入学後、毎日取り組む内容(低学年の間はパズルワークや通信教材など)を週単位で私が決めてホワイトボードに貼り、息子はそれを見て取り組むというのを続けてきました。

受験勉強をするようになってからもそのまま続けたので、特に声を掛けなくても決められた内容を淡々と取り組んでいました。

受検生ご本人が本気モードに入ったのはいつ頃でしたか?キッカケはありますか?

最後まで勉強中に鼻唄が出てしまうような感じだったので、本気モードがあったのか分からないですが、試験本番二週間前から学校を欠席したのをキッカケに、集中力とスピードのギアが一段上がったように感じました。

ケイティ
ケイティ
決められたことをサクサクこなすことにあまり抵抗がないタイプの子でしたが、これは小さい頃からの習慣の賜物だと思います。

勉強時間はどのくらいでしたか?(平日、休日、習い事のある平日などそれぞれ)

【春~夏休み前と秋~冬休み前まで】
平日(塾の無い日):2~3時間
平日(塾のある日):1~2時間
休日:3~5時間

【夏休み】
塾の講習以外に2~3時間
休日(塾の無い日):4~5時間

【冬休み】
塾の講習以外に4~5時間

【直前二週間(学校は欠席)】
毎日10時間くらい

睡眠時間はどのくらいでしたか?

21時就寝、6時起床が基本でした。(休日、休日前など例外あり)

直前にかけては就寝が21時半になる日が増えてしまいましたが、睡眠時間を最低8時間は取れるよう、遅くても22時までに寝かせていました。

保護者が受検勉強に対してどの程度関わっていましたか?具体的に、どんなサポートをしていましたか?

勉強に関わる事はほぼ全て私がしていたので、夫は気分転換、送迎などの他に、ニュースについて会話したり、面白い本を勧めたりしていました。
自然と役割分担が決まった感じでした。

<サポート内容>
・勉強内容およびスケジュールの作成、管理
・教材の準備や整理(プリントアウトやコピー、ファイリング、問題の選定、銀本の解答欄作成など)
・採点および採点内容チェック(銀本と過去問、作文は私が採点、それ以外は本人が採点しましたが、本人が採点したものはできるだけ後からチェックしました)
・サロンの情報共有および質問投稿(解答を見ても分からない問題や、別解があると思われる問題はサロンで検索したり質問投稿したりしました)

<その他>
塾に入ったのが6年生になってからと遅かったですが、4年生くらいから市販の問題集と参考書で少しずつ学習を進めていき、私立向けの算数、理科と社会も一通り勉強しておきました。
国語の読解力を付けるための問題集もこの頃から色々取り組んだのですが・・・最後まで苦手でした。

ケイティ
ケイティ
受検学年になった時点で学力の土台が出来上がっていたことも大きな勝因ですが、「いま何が弱いか」をママさんが的確に把握していて対策をすぐに取り入れる姿勢が印象的でした✨

「もっとこうしたほうが良かった!」「早くこうすれば良かった!」と思ったことはありますか?

「このブログとケイティサロンにもっと早く出会いたかった!」に尽きます。
サロンに入会したのが10月半ばと遅く、サロンのイベントは一通り終わっていて、いよいよサロンも受検モード突入という頃でした。

塾の拘束時間が短かったのは良かったと今でも思っていますが、宿題もほとんど出さない塾だったので、テキストなどを全部解いても夏休みは時間が余ってもったいなかったです!
あの頃にサロンや銀本を知っていれば、銀本ももっと取り組めただろうし、作文のネタ作りももっと丁寧に取り組めたのに・・・と思ってしまいます。

それまで銀本の存在は知っていたものの、それほど重要だとは思っていませんでした。
サロン入会後に銀本の大切さを知り、すぐに取り掛かりましたが一冊終えるのがやっとでした。
でも、銀本スタートの時期が遅かった分、解ける問題も多かったので、途中から「適性検査で全国行脚だ~!」というノリで銀本に取り組めたように思います。

ケイティ
ケイティ
銀本は理系だけでもいいので1周すれば適性検査の大体の傾向も分かってきます。その1周が本当に大変なことなのですが、秋スタートでよく消化できたと思います。

受検勉強期間で、保護者にとって一番のストレスは何でしたか?

息子は銀本でも過去問でも、とにかく別解を書くことが多かったので採点が辛かったです。別解の説明を私が納得できるように本人に説明させたり、それがダメな場合はサロンで検索したり質問したり、塾で確認させたりしました。

でも・・・本当に一番長くて辛かったのは合格発表までの数日間です(笑)

落ち込むママねこ
落ち込むママねこ
発表までの一週間は、気持ちが毎日急上昇・急降下します。大丈夫なはず!…いや、ダメかも…の連続なので、辛いですよね…。

過去問(志望校とそれ以外)はどの程度取り組みましたか?

志望校の過去問を10年分(直近6年を2周、残りは1周)と、2022年度用銀本を1周のみですが、銀本は間違えた問題をしっかり解き直すのはもちろん、一度目で正解した問題でも、三鷹で出そうな問題は再度解くなどして使い倒しました。

ケイティ
ケイティ
間違えた問題、特に三鷹に出るような図形問題は、間違えた問題に付箋を貼っておいて直前期に解き直すなどして演習しておいた方がいいです👌

テレビやゲームなどの制約はありましたか?

テレビはもともとあまり見ません。
ゲームは冬休みあたりまでは、その日予定していた勉強を終えていれば20~30分していました。

直前2週間は気晴らしと体を動かすのを兼ねてSwitchのリングフィットを毎日していました。

模試はどのくらい受けましたか?また、結果はどうでしたか?

公中検を2回、enaの学校別合判を2回、あとは塾内のテストです。

多少のデコボコはあったものの、総合成績と順位は比較的安定していました。

苦手科目はどのように克服しましたか?

苦手科目を克服したわけではないのですが・・・
苦手を他でカバーできるようにしました。

作文はそれほど苦手ではないものの、国語の読解が苦手で、適性1の成績が不安定でした。読解力を上げる努力は最後まで続けましたが、適性2でカバーできるよう、適性2対策を強化しました。

適性2で出るような理系分野や記述問題は、銀本やサロンの類題を片っ端から解きましたし、社会のグラフ問題はケイティ先生のグラ特やサロン類題でコツを掴みました。

ケイティ
ケイティ
適性Ⅲまである学校とは違い、三鷹はⅠとⅡしかありませんから、どちらかでコケるとどちらかでカバーしなければ合格ラインから遠ざかってしまいます。適Ⅱで取れるからあとは適Ⅰを鍛えよう!という風に戦略が取れたのが良かったと思います。

理科や社会はどのように勉強しましたか?

6年生で入塾するまでに、歴史漫画を何度も読んだのと、市販の参考書や問題集で私立受験の基礎レベル程度は理解できるよう一通り学習しておきました。
入塾後は塾のテキストくらいで特に何もしませんでした。
あとは銀本やサロンの類題を解いていました。

次年度受検する方に向けて、最後に何かメッセージがあれば、お願いします♬

公立中高一貫の受検は、塾に全てお任せではうまくいかない気がしています。
親も子も主体性を持って取り組む必要があるかもしれません。
わが家もサポートするのは大変でしたが、振り返ると楽しかったという思いが少し残ります。(親だけかもしれませんが・・・)

それもこれも、「合否に関わらず、後悔の無いようやりきろう」を合言葉にやってきましたが、試験後に息子が「やり切った。どんな結果でも後悔は無い。大丈夫。」と、スッキリした顔をしていたからだと思います。

これから受検に立ち向かう皆さんも、最後に「やり切った」と言って受検を終えられますように。