こんにちは!都立中高一貫校がまだ開校したばかりの頃から、大手進学塾で適性検査対策授業の担任をしていたケイティと申します。
「ティ」は「ティーチャー」のTだそうで、生徒がつけてくれた大好きな愛称です(^^)
このサイトでは、次のような内容をお届けしています。
塾講師をしていて1年目で分かったこともあれば、3年4年かけて「こんな点の取り方があったのか!」と気付いたノウハウもあります。
適性検査対策授業、無料公開中【YouTube】
Instagram、ブログは保護者向けですが、受検生向けにYouTubeを使った授業もアップしています。
動画授業は、YouTubeですのでネット環境さえあればもちろん無料で見ていただけます。塾の夏期特別講座や直前対策授業では1コマ12,000円~でしたので、かなりお得だと思います。
動画は受検生である5,6年生のお子様向けに録っています。ブログとはちょっと雰囲気が違いますが(笑)、ケイティって何者??と思ったらぜひチェックしてみてくださいね!
【適性検査に勝つ!】ケイティ式とは
すべてのブログ記事・動画は「ケイティ式」というコンセプトを軸に作られています。
まずは「ケイティ式」は何かをザッと読んでおいてくださいね。「何のために学習するか」が最初から頭にあると、効果がかなり上がるからです。
ケイティ式は一言で表すと「自己学習にPDCAを取り入れる」ということです。これは、公立中高一貫校に合格するために絶対欠かせない学習方法です。
この方法を一貫して教え続けたから、60%以上の合格率を出せたのだと思います。(当時の一般合格率は16%前後でした)その結果、翌年度は入塾が相次ぎ、人数が増えすぎて年度途中に急きょ3クラスに分けたほどです(笑
そんなケイティ式については別記事で詳しく説明しますので、そちらを参考にしてくださいね!「ゲームみたいで勉強が楽しくなった!」と多くの生徒からお墨付を貰っていますので、ご家庭で実践してみてください(^^)
やっとプロフィール始まります…
前置きはこの辺で…。私がなぜこのサイトを立ち上げようと思ったのか、お話したいと思います。「受かるための大切な思考法」についても触れていますので、ぜひ最後まで読んでくださいね♪
ケイティ式にたどり着くまで
小学生の頃、私は週7で塾に通っていました。週7…。そうです。毎日です。
とんでもない教育ママ・パパの家庭で育てられたのかと思われるかも知れません。でも実際は、親から一度も勉強を教わったことはないんです。
私の両親は大学に行っておらず学歴に対して相当なコンプレックスがあり、「勉強のことはサッパリ分からないから、娘には何がなんでも最高の教育を受けさせたい」という思いがあったそうです。
塾代を何とか稼ぐため、父はWワークで夜中も働き、母は親戚からお金を借りて、私を塾に通わせてくれました。6年生からは日能研のみでしたが、5年生までは合計4つの塾に同時に通っていました。
それを知っていたので、「勉強が辛い」と思ったことはありません。父や母の方がしんどい思いをしていることを分かっていたからです。
両親が必死で「成績が上がる環境」を与えてくれたおかげで、5年生から日能研の「灘特進クラス」に通えることになりました。(女子は2人しかいませんでした。)
日本一の難関校をターゲットにしたクラスでは、信じられないくらい頭の出来が違う子たちばかりでした。休み時間に数学(算数じゃないんです)の問題集を取り出して、二次関数を解き始める男子もいました。。
そんな環境で2年間をすごし、第一志望だった偏差値73の私立中学に合格しました。
この経験から、「もともとの頭の良し悪しは関係ない、勉強は要領と慣れなんだ」ということに気付きました。
6年後の大学受験の時も、まずは「要領のいい方法」を徹底して探し、戦略を練ることから始めました。
部活もあったので受験勉強は高3の夏からのスタートでしたが、センター試験での得点率は98.6%で、第一志望の大学に1位で合格しました。
「どんな試験も分析と要領で勝てる」という確信を強めた瞬間でした。
順位にこだわったのは、100%奨学金を出してくれる大学でないと通えなかったからです。私立の中高一貫校に通った結果、生活するのもやっとなくらい極貧家庭になっていたのです…。まだ高校無償化になる前の時代なので、両親は銀行に借金して学費を払ってくれていました。
ケイティ塾講師になる!
『いくつも塾に通って、何十人もの「講師」に教わった経験がある人ってなかなかいないのでは…。この経験、活かせないかな?』
そう思った私は、塾業界に飛び込むことにしました。勉強だけでなく、落ち込んだ時に支えてくれた先生が何人もいて、そんな「講師」という職業に強い憧れもありました。
都内大手進学塾(首都圏の主な駅や電車内でよく広告を見かけるあそこです)で講師デビューした私は、まず私立中学受験向けの国語の先生になりました。その後は得意分野以外も猛勉強し、翌年は算数の授業、さらに社会、理科、そして高校受験クラス…と受け持つ科目をどんどん増やしていきました。
文系理系の枠を超えて全科目カバーできる講師は西東京エリアで私だけだったと思います。(ついたあだ名は「塾業界のオールラウンダー」でした。)
そして公立中高一貫校専任に
ちょうどその頃、都立中高一貫校が続々と開校していました。勤務していた塾でも公立中高一貫校向けのクラスが新たに作られることになり、突然任されることになりました。
当時は新設校ばかりでノウハウもなく、対策しようにも過去問が1つか2つしか無いのです。
正直、「大変なクラス受け持っちゃったなぁ」と思いました…。適性検査を見ても、「なんて対策しづらい問題なんだ!」と感じていました。
けれども、「もしここで私が『受かる』ノウハウを見つけ出すことが出来たら、すごいんじゃない?!」と気付いたのです。
それからは手当り次第に全国の適性検査を解き続け、分析し続ける日々でした。
分析の記事を見て頂ければ分かると思いますが、ここ10年で解いた過去問の数と回数は、どこの講師にも負けない自信があります。普通は、受け持つクラスの周辺志望校だけ分析すれば充分ではありますが、私は青森だろうと沖縄だろうと全校、全ての年度分、解きました。
そして、生徒のために問題集を作り、毎週土曜日に実施する模擬試験を作りました。問題を作る、という作業をする講師は少ないですよね。でも、当時まだ適性検査向けの参考書やテストが世の中にほとんど無く、作るしかなかったのです…。
この積み重ねが合格率にも結び付いていき、校長から「公立は任せた!」と言われるまでになりました。そして、公立中高一貫校クラスの塾生を募集するチラシに名前が載せられ、それだけで生徒が集まるまでになりました。
(余談ですが、そのチラシをコピーして両親へ送ったところ、父はちょっとウルウルしていたそうです…後日実家に帰ったら、冷蔵庫に目立つように貼ってありました(笑))
【適性検査】は地頭力を養う
最初は戸惑った公立中高一貫校クラスでしたが、たくさんの生徒や保護者との関わりの中で、新たに気付いたことがあります。
適性検査の対策を正しい方法で取り組めば、自然と「地頭力」が上がっていくのです。これは、従来型の私立中学受験では難しいことです。
(だから、適性検査に似た「思考型」の問題を採用する私立中学が増えたんでしょうね。将来、世界で活躍できるのは間違いなく地頭力のいい子ですから。)
【適性検査対策】はドライブと同じ
つまり、「適性検査対策」=「地頭力をあげること」なのです。
この大きな視点を持っているか否かで、合格率は変わってきます。
グラフの読み方とか、作文の句読点のルールとか、そういった小さな視点だけに捉われてはいけないのです。
カーナビをイメージしてください。目的地を設定しているからこそ、途中でコンビニに寄り道しても最後はちゃんとたどり着けますよね。同じことです。
「地頭力を上げる」というゴールがちゃんとあれば、「グラフ」「句読点」といった細かい所へ寄り道しても、途中で軸がぶれないのです。そうでなければ、こまごました弱点克服だけに追われて、しかもそれが終わらないまま不安な気持ちで本番を迎えてしまうのです。
なぜ受検をさせますか?
「受検したい!」とお子さんが言い出した時、きっと色んな不安があったことと思います。
でも、「じゃあ、やってごらん」と背中を押してあげたのは、「一生懸命取り組んで、チャレンジすることの大切さを学んでほしい」と思ったからではないでしょうか。
そして頑張った経験が、大人になってからもその子の強さになってほしい、と思ったのではないでしょうか。
私が伝えたいのも、同じことなのです。
「ただ点が取れる」子ではなく、工夫しながら継続して頑張ることができる子になってほしい。
ケイティ式は、その成長を支える軸として、きっと役立つと思います。
ブログは保護者向けですが、動画はお子さん(受検生)が楽しめるように工夫して作っています。
「勉強しなさい!」ではなく、「夕飯終わったらケイティの動画見よっか!」と声をかけるママさん、そんなご家庭が増えたらいいなぁと願っています(^^)